ちょっとした記録用の画像が必要で一眼では邪魔になるしミラーレスでは過剰性能だしということで、安いコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を探しました。簡単なレビューを掲載します。
比較
今回のSONY DSC-W830に決まる前に少し比較を行いまして、似たような価格帯で数個ピックアップしておりました。さすがに同価格帯で似たような仕様になっています。
決め手としては画自体もそうですがUSB充電ができるかどうかと携帯性の良さでした。COOLPIXについては最短が長いこと、手ブレが無いことが脱落要因ですね。
DSC-W830 | IXY 210 | COOLPIX A100 | |
画素数 | 2010万画素(有効画素) | 2000万画素(有効画素) | 2005万画素(有効画素) |
撮像素子 | 1/2.3型CCD | 1/2.3型CCD | 1/2.3型CCD |
焦点距離 | 4.5~36mm | 4.3~43mm | 4.6~23mm |
光学ズーム | 8倍 | 10倍 | 5倍 |
F値 | F3.3(W) -6.3(T) | F3.0(W)-F6.9(T) | F3.2~F6.5 |
最短撮影距離 | 5cm(標準) | オート:1cm マクロ:1cm | 50cm(標準) 10cm(マクロ) |
連写撮影 | 0.8コマ/秒 | 0.8コマ/秒 | 1.1コマ/秒 |
手ブレ補正 | 光学式 | 光学式 | -(動画は電子式) |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティック Duo メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo Eye-Fiカード | SDカード SDHCカード SDXCカード | SDカード SDHCカード SDXCカード |
重量 | 総重量:120g | 総重量:137g | 総重量:119g |
USB充電 | ○ | – | ○ |
外観
まずは箱が小さすぎてびっくりしました。年々箱がコンパクトになっていったのは記憶にありますが、こんなにコンパクトになるとは。
付属品
付属品は必要最低限です。USB充電ケーブルとACアダプター、バッテリと本体(前項の画像はバッテリは本体に入れてしまってあります)それとストラップです。
気になったのは取扱説明書にあるACアダプターとUSBケーブルの物が違うことくらいでしょうか。取扱説明書には「AC-UB10C」とACアダプターの型番記載があり形状も異なります。現物の型番は「AC-UUD12」の印刷が見えます。部品変更になったんでしょうか、小型になったのはありがたいですね。
良いところ
軽くてコンパクト
さすがにワイシャツの胸ポケットに入れれば重みでポケットが垂れてきますが、ジャケットのポケットなら十分に収まります。
画質
この価格帯であまり期待はしていませんでしたが、思ったよりきれいに取れます。
トリミングしてしまってますが参考までに桜を撮ってみました、若干曇り空です。設定等は何も触らずAUTOです。
絞り | f/3.3 |
露出時間 | 1/250秒 |
ISO速度 | ISO-80 |
露出補正 | 0ステップ |
焦点距離 | 4mm |
最大絞り | 3.4453125 |
絞り | f/3.3 |
露出時間 | 1/200秒 |
ISO速度 | ISO-80 |
露出補正 | 0ステップ |
焦点距離 | 4mm |
最大絞り | 3.4453125 |
USB充電
USB充電できるのはありがたいです。モバイルバッテリーからも充電可能なので
良くないところ
電源ボタン
電源ボタンが押しづらいですね、小さいのもあるのですが押してる感があまりないので押せたかどうかわからなく電源入れたつもりが入っていないという事が高頻度であります。
電池蓋
個体差かもしれませんが蓋が完全に閉まりません、パカパカします。開いてしまうような事はありませんので此度の使用範囲では問題になりませんが良い印象はないです。
ロック機構も手が華奢な方には良いかもしれませんが細くて溝が浅いので私の指ではロック解除しずらいです。
液晶
まず撮れた写真が心配になるほど悪いです。画質が良いのはわかっているのでピンとさえ合ってればと割り切りが必要なレベルです。スマホに慣れすぎたせいかコンデジってこんなでしたっけ。
撮影スピード
撮影ボタン押してから撮影されるまで若干待たされる。「んーよいしょっ」て感じですね。
フォーカス
撮影ボタン半押しでフォーカスを合わせるのですが、撮影とフォーカスの加減が難しいです。フォーカス合わせようとすると撮影してしまいます。これは慣れが必要ですね。
オートフォーカスは若干もたもたします、光量が十分にあれば気にするほどでも無いかもしれません。
まとめ
スマホがこれだけ普及して、あの小さなレンズで高画質を実現しているところを鑑みるとコンデジのこれからの発展というのは難しいのかもしれません。ただ正直小回りが効くのでやはりジャンルとしては生き残ってくれたほうが助かります。
良くない点を多めに挙げてしまいましたが、作業記録や何らかの記録を残す程度の画像であればまったく問題なく、何よりも価格の面でかなりのアドバンテージがあるので贅沢な不満です。